IFAとして独立して活躍するためには、まずは金融商品仲介業者に所属することが必須です。
そのため、IFAは自分に合った金融商品仲介業者を見つける事も重要なことになります。
この記事では、IFAとして独立を検討している方が、金融商品仲介業者を探してIFAの求人に応募するまでの流れについて解説していきます。
金融商品仲介業者について
金融商品仲介業者とは、金融商品取引業者が取り扱う商品を媒介する業者で、事業をするには認可が必要になります。
証券会社の代理店
「金融商品取引業者が取り扱う商品を媒介」と書きましたが、金融商品取引業者とは主に証券会社を指すものです。
したがって、証券会社が取り扱う”株式”や”投資信託”などを代理店として仲介するのが、金融商品仲介業者の役割となります。
保険の代理店と同じイメージで捉えるとわかりやすいです。
設立のハードルはやや高い
金融商品仲介業者は、保険の代理店と比較すると設立までのハードルは高く、誰でも簡単に設立出来るという訳ではありません。
金融商品仲介業者としての認可は、金融商品取引業者(証券会社)による監督・管理を受けることが前提となっています。
そのため、申請の段階で証券会社による協力を受ける必要があります。
金融機関での実務経験の無い方が申請する場合や、少人数で金融商品仲介業者を設立する場合などには、そもそも証券会社から協力が得られないケースが考えられます。
金融商品仲介業者への応募方法
IFA求人に応募する方法は、大きく分けて3通りの方法があります。
自分で探して応募する方法
金融庁が公表している金融商品仲介業者の一覧や、証券会社のホームページから調べて応募していく方法です。
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」
- 楽天証券「契約IFA法人一覧」
- SBI証券「金融商品仲介業者及び登録金融機関一覧」
- エース証券「仲介業者一覧」
ホームページやIFA採用ページがある会社では、WEBから申し込みをして連絡を取ります。
IFA採用ページがない会社でも、電話などで対応してくれる場合もありますので、地方などで選択肢があまりない場合等には、電話で対応してもらえないか聞いてみるのも一つの方法です。
紹介を通じて応募する方法
証券会社等の金融機関での実務経験がある方がIFAとして独立しようとした場合、知人の紹介等を通じて応募することがあります。
自分で金融商品仲介業者を探す方法と比べると、手続きがスムーズな上に知り合いがいる安心感があるというメリットがあります。
一方で、良好な関係性を壊したくないために、報酬率などの契約条件について、シビアな交渉がしにくい事が最大のデメリットとして挙げられます。
エージェントを活用する方法
「少しでも高い報酬率で契約したい」「求人を探す時間がない」といった場合には、エージェントを活用した方がスムーズにIFAとして独立できる場合もあります。
詳しくは、IFA PLUSの「エージェントサービス」をご覧ください。
エージェントサービスを利用するエージェントサービスについてIFAとして独立する際に、エージェントが金融商品仲介業者との契約条件の交渉を代行いたします。金融商品仲介業者がIFAに提示している契約条件を比較して、IFAに[…]
複数のIFA求人に応募することが重要
最初から応募する金融商品仲介業者を1社だけに絞らず、複数の会社から話を聞く事が重要です。
IFAとしての営業スタイルを考える
金融商品仲介業者の中でも、投資に対する考え方や方針は大きく異なります。
「積極的に株式を提案したい」と考えているIFAが、債券を中心に販売する方針の金融商品仲介業者に所属すると、会社とのミスマッチが起こってしまいます。
IFA求人に応募する際には、どういった営業スタイルでどの商品を販売していきたいか、事前に考えておく必要があります。
契約の条件が良くなる事が多い
IFA求人だけに限った話ではありませんが、報酬率などの条件は複数の金融商品仲介業者に提示してもらう事で、有利な条件で契約できるケースが多いです。
しかしながら、信頼関係を築けるかどうか、IFAとして営業活動をしやすいか等、報酬率などのお金の面以外の条件も重要な判断基準になります。
まとめ
IFA求人に応募する際には、複数の会社とやり取りをしながら、比較して決める事が重要です。
直感的に所属する会社を決めるのではなく、IFA独立のための準備期間を確保しながら、色々な条件を提示してもらうことで、有利に働くことが出来るようになります。
IFA求人には上で紹介したさまざまな方法で応募してみるようにしましょう。