入社した証券会社がブラックだった時に出来る、ブラック証券会社における対処方法とは?

ここ最近では、職場環境や労働環境について世間からの目が厳しくなったこともあり、大企業を中心にハラスメントを無くそうとする動きが見られます。

以前からブラックな職場として有名だった証券会社ですが、同じようにかなり改善が見られており、上司に暴力を振るわれたり、暴言を浴びせられる事はほぼ無くなっているようです。

ですが、これも上場企業等や大企業の証券会社がメインの話であり、地場証券などの中小零細の証券会社では改善されていないのが実情です。

この記事では、入社した証券会社がブラックだった場合に、やるべき事や対処方法について解説していきます。

ブラック証券会社の定義を解説

この記事では、独自の基準に基づいて証券会社をブラック企業として扱っていく事としますので、実際のブラック企業の定義とは異なる場合があります。

給与・待遇面でのブラック

雇用契約書では勤務開始時間が8:15となっているのにも関わらず、実情は「自己啓発」という事にして強制的に30分以上早く出勤させる、こういった「朝型サビ残」をさせる証券会社です。

そもそも株式取引は朝9時に始まるので、証券会社の求人で勤務時間が8:30〜のように割とギリギリに設定されている場合、鵜呑みにせずに警戒することをお勧めします。

ブラック証券会社は、このように本来の雇用契約に基づく事なく、場合によっては支店レベルで独自ルールを作り上げて、規定の給与を支払わない明確な法律違反を犯します。

職場環境面でのブラック

証券会社や銀行などの金融機関では、大卒総合職の採用であっても、まずは現場である支店に配属される事になります。

大手証券会社ともなればそれだけ多くの支店が全国であるため、配属された支店によっては、支店長がハラスメントを容認している環境である場合があります。

反面、ノルマが緩いためにホワイトな支店もあるなど、証券会社での職場環境は「運」によって大きく職場環境が変わります。

本社からあまり目の行き届かない地方の小規模な支店になればなるほど、暴力や暴言・セクハラなどのハラスメントが横行しているケースが目立ちます。

営業成績で結果を出す

証券会社はあくまで成果主義なので、もっとも手っ取り早い対処方法は、ノルマを早めに達成してしまう事です。

証券会社は「数字が人格」の世界

証券会社には、営業成績さえ良ければ上司から何も言われないような文化が根付いています。

そのため、自分のやるべき事をやってしまえば「他の人や支店の成績なんて知らない」という、いわゆる個人プレーが中心になります。

また、人事評価やボーナスにも直結しやすいので、とにかく成績さえ上げてしまえば快適に働けてしまうのが証券会社の特徴です。

成績上位者は出世コースへ

証券会社の中で出世したり、本社勤務を目指す場合には、とにかく成績上位である事が必須です。

早く現場の営業を離れてノルマから解放されて、本社の人事部やニューヨークやロンドンなどの海外支店でキャリア形成をしたい人は、一番の近道は目の前のノルマをこなす事になります。

転職・独立をする

そもそも証券会社の「成績至上主義」が肌に合わないと感じる方は、早めに転職してしまうのが一番良いです。

転職するなら早めが有利

証券会社での営業経験は、金融や経済の知識や厳しい職場環境を耐える精神力を身につける事が出来ます。

実際に、新卒で入社して3年も証券会社で働くと、営業職としては相当に高い能力が身につく人が多く、他業種からは証券会社の営業経験者はかなり重宝されている面もあります。

しかし、そういった能力は営業職以外としてのキャリアには役に立たない場合が多く、転職して何か新しい仕事にチャレンジしようと思った時に、年齢がネックになる事があります。

そのため、選択肢を広げるのであれば、なるべく早く決断した方が転職も有利に進められるでしょう。

IFAとして独立する

証券会社で営業職として働くと、ノルマを達成しなければならないため、売りたくない・リスクが大きいと思うような商品でも、顧客に販売しなければなりません。

顧客の利益を第一に考えて「今月は下がりそうだから販売しない」という判断ができるIFAは、証券会社の営業職と比べても、顧客と長く良好な関係を築くことができます。

ただし、IFAは今までのように雇用されることなく、完全歩合給の業務委託契約であることが多いため、自分自身で計画的に新規顧客を作らないといけない等のデメリットやリスクもあります。

人事に相談する

「営業成績が出せずに、また良い転職先もやりたい事も見つからない。」といったような人は、人事部に相談して本社業務や事務職に変えてもらうという事も選択肢の一つです。

給与は下がるが、ブラック要素は減る

証券会社で営業として働く社員の給与は、ボーナスが全体に対して占める割合が多くなっています。

営業職から事務職などに職種変更をすると、給与のうちインセンティブの部分が無くなることになるので、給与形態によっては大きく手取りが減る場合もあります。

人によってどこに重きを置くかが異なるので「給与の多さが全て」だと考えている人は、社内で異動や職種変更することを考えずに、営業成績を出すか転職・独立をした方が良いでしょう。

出世コースからは外れる可能性大

こちらも証券会社や社風によりますが、一般的には証券会社は体育会系気質であることが多いために、事務職を希望しただけで”営業から逃げた社員”と見なされるケースもあります。

将来的に働いている証券会社で役員になりたいと考えている人や、金融業界でキャリアを積んでいきたいと考えている人は、やはり出来るだけ営業職として成績を残すのが近道になりそうです。

まとめ

入社した証券会社がブラックだった場合の対処方法を解説しましたが、中にはあまりにも酷い環境の証券会社もまだまだあるのが現状です。

その場合、正攻法では解決しないこともありますので、専門の弁護士に相談してみるなど、なるべく自分が不利にならないよう慎重に行動する必要もあるかも知れません。

あらかじめ、証券会社に入社する前に評判やリアルな声を調べておくなど、労使関係でのトラブルを予防することが重要です。

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