いつ転職すべき?証券会社からIFAに転職するタイミングについて

証券会社などの金融機関からIFAに転職する人は年々増えており、特に楽天証券やSBI証券が本格的に参入してからはこの流れが加速しています。

IFAになる人の年齢層は、アメリカをはじめ日本も同じですが比較的高い傾向があり、IFAが一般の投資家に広く知れ渡っているアメリカでは、IFAの平均年齢が50才を超えているようです。

日本においてはIFAの年齢に関する正確なデータがありませんが、アメリカと同じような数字になるかと思います。

この記事では「証券会社等の金融機関で何年働いてからIFAに転職すべきなのか」あるいは「あまり顧客がいない若手社員がIFAに転職すると失敗するのか」

こういったIFAに転職するタイミングについて、解説していきたいと思います。

ベテラン社員がIFAに転職するメリット

大口の顧客を任されていたベテランがIFAに転職するというのは、理にかなっていますし、なにより失敗のリスクを相当低く抑えることができます。

転職後の収入が安定しやすい

IFAに転職して今までと異なるのが、新しい顧客を作る事が相当難しくなります。

ベテランのIFAは、そういった環境の中でいわゆる「収入の柱」となる大口顧客を抱えておいて、大口顧客で一定の収入を確保しながら、紹介などによって新規顧客を開拓して行く事が可能です。

また若手と比較した時に、直接の知り合いに富裕層がいる確率が高く、身近な人に対して直接的にアプローチできる事も、収入が上がりやすい要因となっているはずです。

経験・知識量が豊富

若手にはない魅力として、知識・経験が豊富である点が挙げられます。

当然個人差はあるとしても、”ITバブル崩壊”や”リーマン・ショック”という相場の大暴落を経験しているIFAは、それだけ顧客からも頼りにされる存在になり得ます。

長期投資の提案が求められる昨今においては、長期的なスパンで相場に向き合う事ができるベテランIFAは、業界において欠かせない人材となっています。

ベテラン社員がIFAに転職するデメリット

一方で、ベテランIFAならではのデメリットや悩みもあります。

流行りのビジネスに疎くなりやすい

今や”株式投資”と言えば日本の株式だけではなく、”米国株”や”中国株”といった外国株式が、格安な手数料で誰でも簡単に投資できる時代になっています。

例えば、Amazon.comの大きな収益源である”AWS”というクラウドサービスについて、正確に説明できるベテランIFAが何人いるのでしょうか。

昔ながらの、トヨタや任天堂と言ったオールド企業だけでなく、新しい外国の企業がどういったビジネスを展開しているかを把握しておくと、若い世代の富裕層にも喜ばれる提案が出来るようになるはず。

こういった流行りの銘柄や、外国株式などの情報収集については、一般的には若手IFAの方が得意で敏感である事が多いでしょう。

新規開拓が難しいと感じる人も

IFAに転職すると新しい顧客を貰う事ができなくなるため、基本的には既存顧客の紹介などによって、新規開拓の営業をして行くことになります。

この時に、若手IFAが得意であるSNSやITを活用した集客ができるベテランIFAは多いとは言えません。

そのため、特にベテランIFAは紹介による新規開拓に偏る傾向があるので、顧客に含み損が広がった際に紹介によって顧客同士が繋がっているため、連鎖的に取引が止まってしまう可能性も高くなります。

本来、連鎖的に取引が止まらないように、紹介以外の方法でも顧客を作っておく必要がありますので、紹介に頼りがちになるベテランIFAは、新規開拓が難しいと感じるかもしれません。

若手社員がIFAに転職するメリット

証券会社や保険会社からIFAに転職を検討している人の中には、若手社員の人も多くいるかと思います。

会社での実務経験が浅いIFAも多くいますのし、未経験でも実績を出せるIFAもいますので、経験が短いから時期尚早かと言えばそうとも言い切れません。

若い富裕層と知り合える

IFAの新規顧客の獲得方法は、基本的に紹介によるものが最も多いとされています。

紹介によって顧客を広げて行く際、自分と歳が近い人と知り合う機会が多くなりますので、若くして資産を持つ富裕層にも出会うケースがあります。

IFAは金融商品を販売するだけでなく、副業も認められているので、金融以外の分野でビジネスの話が出来る事もあります。

証券会社で勤めているとノルマがあるので、時間効率の関係で若い将来有望であろう人などに時間を割くことが難しく、深く関われなかったという人もいると思います。

転勤がないIFAは一度同世代の若い富裕層に顧客になってもらうと、超長期的な売上の柱が出来る事になりますので、この点はベテランIFAにはない魅力かもしれません。

失敗してもやり直せる

そもそもIFAという仕事は仕入れがなく、営業にかかるコストが極めて低いため、転職における”失敗”とは何かという問題もあります。

ここでは仮に、IFAに転職したあと顧客を思うように獲得できなかったがために、IFAを辞めざるを得なくなったとします。

この場合、若手のIFAであれば、経験がある金融業界への転職だけではなく、金融とは全く無関係の業種への転職も視野に入れることができます。

若手社員がIFAに転職するデメリット

 

一方で若手社員がIFAに転職する際のデメリットは、以下のようなものがあります。

知り合いに富裕層が少ない

証券会社からIFAに転職するときに、既存の顧客からの紹介によって新規開拓をして行く以外の方法として、直接の知り合いから紹介で新規顧客を探す方法もあります。

ベテランのIFAと違って、若い世代のIFAは直接の知り合いが富裕層である確率が低くなるため、その分知り合いが顧客になる可能性があまり高くありません。

経験不足である人も

やはりベテラン社員と比べてしまうと、経験や知識が足らない分野も出てきてしまいます。

証券会社に勤めている時は、株式や相場などの自分の営業に関係のある分野について知識があればよく、それ以外の税制や相続などについては深く知らなくても問題ありませんでした。

IFAとして仕事をするに当たっては、大手証券会社のように専門の部署が対応してくれる事はなくなるので、特に税や相続などについては自分で勉強しておく必要があります。

まとめ

証券会社からIFAへの転職を検討している最中に、会社から突然転勤を命じられる事もあります。

もし、証券会社での仕事に疑問を感じていて、IFAに転職するという選択肢を考えているのであれば、担当する顧客を根こそぎ変えられる転勤は自分に取ってマイナスになります。

IFAへの転職は、なるべく早くから決断して準備しておく事でスムーズにする事が出来ますので、具体的な転職のタイミングについて予め決めておいて、それに合わせた準備をしておくべきでしょう。

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