相談するならどっち?FPとIFAの違いについて

お金の相談ができる個人事業主と言えば、多くの人がファイナンシャルプランナー(以下FP)を連想するのではないでしょうか?

FPに対してお金の専門家というイメージがあるので、投資の相談を行う個人事業主であるIFAとFPを混同している人が少なくありません。

FPとIFAの違いを分かっていないと、専門性の高い投資のアドバイスを受けることができない場合もありますので、違いをよく理解しておきましょう。

FPとIFAの違いとは?

FPとIFA。似たような言葉ですが、両者は明確な違いがあります。

まずはFPとIFAの違いを詳しく見ていきましょう。

FPは資金計画からライフプランニングをする人

FPとは、結婚、住宅購入、子供の進学、子供の結婚、退職後の老後資金など、長い人生設計を資金面からアドバイスをするのが仕事です。

「〇〇年後には子供が大学進学だから、それまでに〇〇万円必要。だから毎月〇〇円ずつ貯蓄を行なっていった方がよい」というようなアドバイスをするのがFPの仕事です。

FPは様々な金融商品の活用法に詳しい

FPは「保険・貯蓄・投資商品・ローンなどの様々な金融商品をどのような場面で活用することができるのか」などの知識には専門性があります。

例えば、「住宅ローンを借りたから生命保険の見直しをする必要がある」などというのはFPの得意分野です。

FPは個別の専門性は低い

FPは様々な金融商品の意味や活用できる場面などには詳しくても、個別の商品に対する専門性はそれほど高くありません。

特に、値動きのある金融商品の今後の相場動向などに関して具体的な知識は持っていないことがほとんどです。

一般的にFPはライフプランの中で活用できる保険について知識を豊富に持っていますので、実質的には保険屋さんという側面があります。

投資商品の運用は提案できない

FPは投資の相談に乗ってくれますし、投資商品がどのような中味で運用されているかなどの一般的な知識は持っています。

しかし、実際にFPから投資商品を購入することはできません。

投資商品を販売することができるのは、証券会社などに外務員登録をしている人だけですので、FPとして独立開業している人のほとんどが一般的な相談には乗ってくれますが、実際に具体的な投資商品の提案をするということはできません。

IFAは個人のファイナンシャルアドバイザー

一方、IFAは投資商品を専門に販売する投資のプロフェッショナルです。

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金融商品に対して高い専門性を持っていることに加えて、市場に対する知識も豊富ですので、専門的な観点から今後の相場動向について具体的な予測やアドバイスを聞くこともできるのです。

IFAは投資商品の販売ができ、保険も販売可能

IFAは契約している証券会社の金融商品を顧客に直接販売することができます。

IFAから相場動向について予測を聞き、そのまま金融商品を購入することもできます。

さらに、IFAの多くが保険を販売することもできるので、投資信託などではなく保険を購入したい場合でもIFAは相談に乗ってくれます。

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FPは料金がかかるがIFAは無料

FPに相談するにはお金がかかることがあります。

日本FP協会によるとFPに相談するには1時間あたり5,000円〜20,000円程度の相談料が発生することが多いようです。

しかし、IFAへの相談は無料で行うことができます。

IFAは証券会社から報酬をもらっており、顧客から報酬をもらうことはできません。

このため、IFAに投資の相談をしても専門性の高いアドバイスを無料でもらうことができるのです。

FPとIFAはどう使い分ける?

FPとIFAはどのように使い分けるべきなのでしょうか?

資金面から人生設計をしたいならFP

人生設計の中で「いくつになった時に、いくらのお金が必要で、その時までにどうやってお金を用意したらよいか」などの資金面の相談をしたい場合にはFPに相談したらよいでしょう。

また、住宅ローンなどにも詳しいので、ライフプランにあった住宅ローンの提案を受けることもできます。

具体的な投資の相談なら絶対にIFA

「手持ちのお金を運用したい」という具体的な投資の相談であれば絶対にIFAに相談すべきです。

前述したようにIFAは投資や相場の知識が豊富で、知見に基づいた投資商品の提案・販売までを行うことができます。

またIFAの中にはFPの資格を持った人もいるので、ライフプランの相談にも乗ってくれる場合もあります。

まとめ

FPは人生の資金計画を立ててくれる存在で、具体的な投資の相談に乗ることはできませんし、相場や金融商品に対してそれほど専門的な知識を持っているわけでもありません。

一方、IFAは金融商品や相場に対して知識が豊富で、実際に金融商品の販売をすることもできます。

どちらに相談するかは、自分が何を相談したいのかということですので、両者の違いをよく理解して、相談先を間違えないようにしましょう。

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