意外と高くない?IFAの平均年収を紹介!

IFAの収入は、完全歩合で決定するケースがほとんどであるため、手数料次第で大きく変動します。

そもそも金融業界全体で見ると、ほとんどの証券会社や保険会社が、会社への貢献度に応じたインセンティブ制度を設けています。

しかし、未だに年功序列の文化が残っている会社も多く、特に若い世代の社員などはインセンティブの上限が低く設定されている事がよくあります。

IFAとして独立すれば、収入が全てインセンティブになりますので、頑張った分だけ直接収入に反映されますので、魅力を感じる人も多いと思いますが、平均的なIFAの収入はどれくらいなのか、考えてみようと思います。

IFAの平均年収

数字のサンプル数が少ないためか、詳細な統計データなどを入手する事が出来ませんでしたので、業界大手と言われている金融商品仲介業者の数字や面接経験者からの情報を参考にして、大体の平均年収を計算していきたいと思います。

IFA業界における証券会社の中では、楽天証券とSBI証券が特に存在感がありますが、楽天証券は毎年カンファレンスを開催しており、そこで成績が優秀である仲介業者やIFAを表彰しています。

直近のカンファレンスでは、以下の3社が表彰されており、IFA業界では存在感のある金融商品仲介業者とされています。

ベスト・パフォーマンス賞(楽天証券)

第1位 アイ・パートナーズフィナンシャル

第2位 ファイナンシャルスタンダード

第3位 CSアセット

IFAの業界を知らない人が見たとしても、何がベストなのかわからないと思いますが、おそらくこれは純粋に「手数料収入が多い」もしくは「預かり資産が多い」という意味でしょう。

その上、コンプライアンスを遵守できている会社で、楽天証券に大きく貢献している仲介業者のランキングであると推定できます。

そのため、限られた情報から判断するとすれば、金融商品仲介業者の最大手は、アイ・パートナーズフィナンシャルである可能性が高く、IFAであれば一度は聞いた事ある仲介業者であるかと思います。

色々インターネットで調べてみましたが、売上等の情報がこの3社程しか手に入らなかったので、アイ・パートナーズフィナンシャルの売上に基づいて計算してみようと思います。

アイ・パートナーズフィナンシャルのデータ

(引用元:http://aip-financial.com/information/15/180228_Ma-Do.pdf

少し古いデータになりますが、2017年3月期に関しては売上高と所属IFA数が公表されています。

このグラフに基づくと、大まかではありますが以下のような数字がわかります。

アイ・パートナーズの売上高(2017年3月期)

  • 売上高・・・13億5,000万円(証券会社から振り込まれる金額+その他の売上)
  • 所属IFA・・・95人(外務員登録をしない事務員などは含まれない)

純粋に一人あたりの金額を割り出せば計算出来そうですが、アイ・パートナーズフィナンシャルに所属するIFAの報酬体系は少し変わっているようなので、計算が少し複雑になります。

アイ・パートナーズ所属IFAの報酬体系

※面接経験者からの情報提供によって作成していますので、実際の数値や条件とは乖離がある場合があります。

IFAの月収=手数料報酬*の65%−100,000円〜130,000円(毎月固定)
※そのIFAが担当する顧客から、証券会社に対して支払われる手数料

つまりIFAは、金融商品を販売することで計上した手数料の65%から最大130,000円を差し引かれた金額が月の収入になります。

計算すると以下のようになります。

本題「IFAの平均年収」

上のデータに基づいて年間手数料の平均額を算出すると

(13億5,000万−95×10万×12)÷95≒1300万

となりますので、IFAの平均年収は

1,300万×90%−120万=1,050万

となります。

計算してみると1,050万円という、割とリアルな数字が出てきました。

平均なので中央値だともう少し低くなりそうな気もしますし、実際の条件やデータは異なる場合があります。しかし、あながち大きく乖離はしていないような気がします。

個人事業主で今後の収入が不安定で尚且つ保証がないと考えると、これは少ないかもしれないですね。

証券会社の年収

金額面だけ見ると、1,000万円だと個人事業主としては少し足らないような気がしますし、そもそも野村證券や大和証券で普通に働いていれば、30才前後で貰える程度の金額かも知れません。

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IFAの年収は、一般的な証券会社の平均年収よりは高いことがわかりますが、そこまで大差ということは無いようです。

生活そのものは豊かになる

先ほどの金額だけ見てしまうと、大したことないように見えます。

業界最大手の仲介業者でこの数字ですから、これより小規模な業者に所属するIFAに至っては、パーセンテージ等の条件はこれより悪くなりますので、収入はさらに低くなる可能性が高いです。

しかし、税金や社会保障の話になりますが、実際には平均くらいの金額である程度豊かに生活出来るのも事実です。

可処分所得は増加する

可処分所得とは

給与やボーナスなどの個人所得から、税金や社会保険料などを差し引いた残りの手取り収入、つまり自分の意思で使える部分を指します。
個人の購買力を測る際、ひとつの目安になります。
可処分所得から消費支出を除いた部分が家計の貯蓄に回ります。
可処分所得に対し、消費支出に回った額の比率を消費性向、貯蓄に回った額の比率を貯蓄性向といいます。

(SMBC日興証券/用語集/https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ka/J0636.html

先ほど算出した個人事業主であるIFAの年収は、基本的には年間の売上とイコールになります。

個人事業主は、飲食代や交通費などの日常における出費のほとんどを経費に計上できますので、額面以上にサラリーマンとは差があるということになります。

つまり、可処分所得(所得から税金や保険料などを差し引いた手取り。自由に使える金額)は会社員よりかなり大きく、富裕層への営業がメインというIFAの性質上、経費の適用範囲が広いため、平均の収入でも相当豊かな生活が出来ます。

ただし、一方で福利厚生や年金についてはサラリーマンより保障が薄くなるのも事実です。

怪我や病気などで働けなくなってしまった場合、収入は突然ストップすることになりますので、その辺りのリスクとも上手に付き合って行く必要があります。

生活・仕事の質が向上する

IFAとして独立するメリットは、完全歩合になりますので、頑張り次第で大きな経済的なメリットを得ることが出来る点です。

しかし、金銭的なメリットだけではなく、精神的な余裕と時間的な自由も手に入るのがIFAの大きなメリットです。

例えば、証券会社で勤務していると、あらゆる手段を使って何とかノルマ達成をさせようとします。

そうしなければ、徐々に会社での居場所がなくなり、毎日圧力をかけられ続け、これを生涯に渡って続けるとなれば、精神的に疲弊することになります。

とてもではありませんが、顧客を第一に考えて営業活動などする余裕はありませんし、残業や会議の多さに日々疲れ果てるばかりで、土日を有意義に過ごせる人なども皆無なのが、ブラックで名高い証券会社です。

IFAになると自由な時間は倍増する

IFAになると、提案する商品や、出社時間、営業方法について誰からも指示されることはなく、時間の使い方が完全に自由になりますので、自分や家族のために時間を作ることが容易になります。

仮に、証券会社の社員とIFAで、手取り金額があまり変わらなかったとしても、精神的・時間的メリットを考えた時にはIFAの方が圧倒的に有利になるかと思います。

さいごに

仮に平均くらいの成績を残せると仮定すると、IFAになった方が生活は確実に豊かになります。

その一方で、稼げないIFAも多くいるのが事実で、生活が不安定になって後悔している人もいると思います。

具体的な手取りや年金や社会保障などについては、既にIFAとして働いている人に、実際の収入などを教えてもらうのがイメージしやすいと思います。

IFAとして独立しようか迷っている人は、独立のメリットとデメリットの両方を踏まえた上で、よく考えて決断した方が良いですね。

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