IFAが金融商品仲介業者を選ぶときにチェックすべきポイントとは?報酬率以外の重要なポイントを解説

金融商品仲介業者は全国に1,000社近く登録されており、IFAはどこを選んでも基本的には業務内容は同じですが、仲介業者の情報は手に入りずらく、はじめに直面する悩ましい問題と言えるでしょう。

どこの仲介業者に所属するかによって、年収が大きく左右することとなり、新規顧客の開拓や、職場環境も大きく違ってきます。

IFA側が有利になるためには、どういった仲介業者に所属すれば良いのか紹介していきます。

金融商品仲介業者選びの3つポイント

仲介業者選びにはいくつか重要なポイントがありますが、その中でも特に以下の3つのポイントを確認しておけば失敗しないでしょう。

金融商品仲介業者選び−最重要の3ポイント

  • 報酬率の高さ
  • 出社の頻度
  • セミナー開催のサポート

ほとんどのIFAはこれらのポイントで、金融商品仲介業者を選ぶことが出来るかと思います。

後にそれぞれ詳しく解説していきます。

信頼関係を築けるかも重要

金融商品仲介業者と言っても、全国で1,000社近くの会社があります。

少し大きめな会社では、IFAの業務内容や制限について、細かく契約書でキッチリと決めているケースが多いでしょう。

一方で、数人で経営している小規模な会社では、細かい取り決めなどについては口頭ベースで済ませてしまうことも多いのも事実。

IFAへの報酬の支払いや、業務の範囲などについて、勝手にルール変更をされる可能性もゼロではありません。

場合によっては、契約前に金融商品仲介業者の人が信用できるか、社長をはじめIFAとして働いている方を会わせてもらうようお願いする事も効果的かも知れません。

重要ポイント①「報酬率」

報酬率とは、計上したコミッション(手数料)に対して、報酬を何パーセント貰えるかというレートです。

仮に手数料が100万円だとすれば、報酬率次第で数万円から場合によっては10万円以上の手取り金額の差が出ます。

IFAとして独立して働く以上、この報酬率が最も重要な条件であり、当然このパーセンテージが高ければ高いほどIFAが有利になります。

上の図の場合、報酬率は50%となります。(手数料1,000,000円に対して、IFAが受け取る金額が500,000円

正確なデータはありませんが、仲介業者が提示する報酬率は、40〜50%が業界平均になると思います。

証券会社・金融商品仲介業者間の契約が重要

そして、もう一つここで重要になってくるのが、金融商品仲介業者と証券会社の間にある契約の条件です。

上のケースでは、証券会社から金融商品仲介業者に対して70%と仮定して報酬として支払っていますが、ここが金融商品仲介業者の実績等によって大きく異なるようです。

つまり、IFAが報酬率を引き上げるために交渉をしようとした場合、そもそも証券会社との契約が重要です。

証券会社から受け取る報酬が少ないケースでは、そもそも所属する金融商品仲介業者を変えるべきということになります。

重要ポイント②「出社の頻度」

意外にも重要な条件で、金融商品仲介業者の方針や考え方によって求められる出社頻度が異なります。

頻繁に出社を求める金融商品仲介業者

特にコンプライアンス等、IFAの管理を徹底する金融商品仲介業者では、毎日のように出社を求められ、サラリーマンと同じように通勤することを要求されることもあります。

また、金融商品仲介業者に事務員(電話対応や注文を受け付ける人)がいない場合など、リソース的にIFAに出社を求めざるを得ないケースも。

他には「毎週何曜日は会議」などと取り決めていることもあります。

しかし、IFAは個人事業主なので、基本的には交通費や時給は支給されないため、金融商品仲介業者を選ぶ際には細かく確認しておいた方が良いポイントです。

原則出社不要の金融商品仲介業者

一方で「手数料さえやってくれれば来なくて良いよ」というスタンスの金融商品仲介業者もあります。

経費が支給されない個人事業主であるIFAからすると、こちらの方が一般的な条件です。

そもそも義務がないだけであって、市況や顧客の状況によって必要があるとIFAが判断すれば、出社することが出来ます。

したがって、自身のIFAとしての営業スタイルを踏まえ、どの程度の出社頻度まで許容できるかを考えておくことが重要です。

重要ポイント③「セミナー開催のサポート」

いくつかの金融商品仲介業者では、SBI証券や楽天証券などと協力して全国各地で投資セミナーを開催しています。

IFAはセミナー集客が重要

証券会社時代は、数年経つと転勤を言い渡されますので、引き継ぎによって自動的に会社から顧客が与えられていたかと思います。

しかしIFAになった時、この会社から新規顧客を貰うことがなくなるため、自身で考えて新規開拓をしなければなりません。

大勢の前でプレゼンをしたりするのが得意な人は、このセミナーを活用することで新規顧客を作って行くことが出来ます。

サポートに消極的な仲介業者

セミナーを開催して集客するには、証券会社と金融商品仲介業者のサポートが必要です。

具体的には、証券会社の不稼働顧客等にアプローチして、集客することになりますが、その際の広告審査や会場の手配、開催費用の按分などについては、仲介業者と証券会社の打ち合わせが必要になります。

仲介業者側が消極的であると、このやり取りがスムーズに行かず、開催まで相当な時間がかかることになりますし、おそらく集客も上手く出来ません。

つまりセミナー開催に限らず、IFAの新規開拓に協力する意思がなく、面倒な手間を掛けたくないと考えているような仲介業者は、所属すべきではありません。

さいごに

仲介業者は数が多く、会社によって事情が異なりますし、考え方も全く違います。

とにかく給料を貰うわけではないので、どれだけIFAが有利であるかだけが重要であり、仲介業者から有利な条件を引き出すことも営業の一部です。

1社だけの条件で即決することはせずに、なるべく多くの条件を比較することで、とにかく自分が仕事しやすい環境で働くことが重要です。

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