証券会社がブラックと言われる理由

Googleで「証券会社」と検索すると、予想変換には「辛い」「ブラック」「辞めたい」などのネガティブワードが並びます。

しばしばブラック企業の代表格として語られる証券会社ですが、一方で給料は他業種とは比較にならないほど高く、中小の証券会社ですらも平均年収はかなり高いです。

にも関わらず、ブラックと言われ続ける理由はどういったところにあるのか、紹介していきます。

ノルマに追われる地獄

これは14年間在籍してきましたが、なくなることはありませんでした。

本当に毎日です。よくそんなところに14年もと今では思います。

周りの環境と営業マンの受け取り方でストレスの度合いが変わります。

個人的に私は追い詰められても気になる性格ではないので、まだやって来れたのだと思います。

中には心身ともに疲れ果てて体調を壊す人もいるくらいです。

年間の数字、毎月の数字というものが決まっており、収益だけではなく他にも色々いろんな項目があります。

それ以外に毎月でる募集物、細かい仕事などやらなければいけない仕事が山積みです。

自分の数字が終わっても課の数字、支店の数字が終わってなければ、予算以上にやらないといけないこともあります。

売却すれば、その分買わないといけない、出金したらその分入金しないといけない、この繰り返しになるので、証券マンは売り止め、出金をのばしてもらうようなことをしてしまうのです。

自分の考えで仕事をしてる人も中にはいますが、実際は会社としてこれをやらなければいけない、このような仕事ばかりで売り子状態です。

自分で考えることがなくなるので、上から言われたことだけをやる、YESマンが社内にはあふれかえってると感じます。

儲かると思ってないようなものでも、上から指示され、やらなければいけないものを顧客へ提案すること、これが仕事になっているのです。

10年前に比べると、少しはましにはなりました。金融庁からも顧客本位の営業をしなさいと言われてますし、会社としてもそれを掲げてはおります。

表面上では、顧客の意向に沿った提案をと言われてますが、こなさないといけない仕事が多すぎて、結局はやりたくないものを提案しなければならないのです。

できなければ上司から問い詰められますし、休みをとる時でも数字ができてないのに休むとかと言われることもありますし、できるまで残業という指示の時も実際にはあります。

結局、何のために仕事してるのかわかりませんよね。

社員は会社の所有物ではありませんし、顧客あっての仕事です。

会社のために働いて数字をあげるというのは時代に逆行しているのです。それに会社のために働いたところで得られるものなんてありません。

いいのは給料面だけ?

昔は証券会社は給料がいいと言われてました。

たしかに同じ年代に比べれば手取りは多いかもしれません。

ただボーナスは会社の業績によりますので相場変動時にはかなり減ります。

今年は昨年の半減ということもありますし、リーマンショックのときには桁が1つ減りました。

それでも平均よりは手取りは多いので、新入社員はそれで入社しましたという理由が多いかもしれません。

例えば毎月1000万の手数料をあげたとして、それで年収が軽く越えますのでそれをどう思うのかですよね。

いくら手数料をたくさん稼いだとしても、給料には変わりはありません。

ボーナスもそこまでの大差はないので、逆に言えばやらなくても、こんなに給料もらえるという考えの営業マンもいます。

様々な考え方の方がいるので一概に何がいいのかはわかりませんが同じことをやるなら、やればやるほど、給料がもらえるほうが、私はやりがいがあると感じました。

変動はあるかもしれませんが、せっかく好きな仕事なあらば、その分の見返りが目に見えて実感できるほうが楽しいと思います。

それに働き方改革で企業も変化しつつあります。

副業がOKな企業もありますし、インセンティブがすべてボーナスに付与される会社もありますので、証券会社が給料がいいというのは少し前の時代の話かもしれません。

パワハラなどは日常茶飯事

今は少しマシにはなっていると感じます。

数年前までは、机をたたく音、引き出しやごみ箱を蹴る音、特定の部下をどなりつけるなど日常茶飯事でした。年々、穏やかにはなってきていますが、それも人によりです。

口では言わずとも、態度にだしたり、休暇の前には自分の分はやってから休暇を取れ、休暇は権利であって義務ではない、終わるまで帰れないなどある意味でパワハラは続いてます。

私は子供のお迎えで残業せずに早く帰りますが、それをよく思わない人も中にはいますし、上司にも、「もう帰るの?」と言われたことがあります。

でも実際、残業したからって効率があがるのか、数字が埋まるのかと思います。

時間内に仕事を終らせて、早く帰って、自分や家族の時間を作るという切り替えがなければ、労働生産性もあがらないと個人的には思います。

たしかに上司の言ってることもわからないわけではないですが、そこまで上司に言われる筋合いはありませんし、会社のためにプライベートを犠牲にする必要なんてありません。

今後の証券会社はどうなるのか?

もし私が上司であれば、部下に応じた接し方をし、労働生産性をあげるためにメリハリをつけた組織にすると思います。

今はプライベートを充実させる時代ですから、証券会社ももっと時代の流れに沿って運営すべきですし、上から下までもっと浸透させなければ、いつまでもブラック企業と言われ続けるでしょうね。

今のままの体制では、証券会社の未来は暗いのではないかと思います。

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